マスクの効果

日本人のマスクの認識

 

日本人は、新型のインフルエンザなどが流行りだすと、みんな一斉にマスクをするようになります。特に通勤時間帯の駅周辺などは、マスクをした人ばかりです。そういう場所では、マスクを付けていないと、逆に周りから「どうしてマスクをつけないんだ。インフルエンザを移す気か?」というような目で見られているような気がして、非常に居心地が悪くなったりします。

 

しかし、こういう習性を持っているのはどうやら日本人だけみたいです。外国人の目から見ると、こういった光景はかなり奇妙に映るようです。そもそも、こういう状況になるのは、日本人のマスクに関する認識が間違っているからだと思います。

 

多くの日本人はマスクに過剰な期待を持ちすぎていると思われます。海外でのマスクの効果に対する見解を見てみれば、そのことがよく分かります。基本的には、欧米ではマスクのインフルエンザ予防の効果を認めていないようです。

 

WHOは、病気でなければマスクを着用する必要はないという見解を持っており、EUではマスクの効果は不明であるとされています。そしてアメリカでは、マスクはインフルエンザなどの予防には推奨されないとしています。要するに、欧米ではマスクは感染者が感染防止のために着用するものとされているのであり、日本人にはこういう認識がないと思われるのです。

 


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