マスクの効果

ウィルスの侵入経路

 

インフルエンザなどのウィルスが感染するには、直接ウィルスを含んだ飛沫が体の粘膜にかかることで感染する場合もありますが、そういったケースはごく稀であると思います。

 

それよりも、間接的に感染するケースの方が圧倒的に多いのです。例えば、満員電車の中でウィルスを含んだ飛沫が衣服の一部に付いたとします。その時点では感染はしていませんが、その部分を手で触り、その手を自分の口や鼻に持っていった時にウィルスは侵入してしまいます。

 

会社や学校などで共用のパソコンを使用している場合なども、そのキーボードにウィルスを含んだ飛沫がかかっていることもあり得ます。さらに、ドアノブや電気のスイッチなどは、多くの人が手で触る場所ですので、そこにはウィルスを含んだ飛沫が付いていることが十分に考えられます。

 

結局、自分の手や他人の手を介してウィルスが運ばれていき、そこからウィルスに感染してしまうケースが多いのです。インフルエンザなどが流行った時には、手をよく洗うように言われるのはこういった理由からです。

 

こうしてみると、インフルエンザなどの感染を防ぐには、マスクをするよりも手を洗った方が効果があるということが分かります。マスクに全然意味がないわけではありませんが、マスクにはそれほどの効果はないということは覚えておいた方が良いでしょう。

 


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